ランナーのための薬膳

記録が伸び悩んだり、
疲れを感じやすいときは、
食生活を見直してみることも大切です。

「ランナーのための薬膳」では、コンディションに合わせて取り入れやすい、薬膳レシピをご紹介。
ランナーのカラダづくりのためのおいしい薬膳メニューが続々…。
日々の食事を通して、ランニングライフを心地よく楽しむためのにお役立てください。

vol.14白身魚の梅しろきくらげあんかけ

vol.14

汗による夏の体力消耗を防ぐ

白身魚の梅しろきくらげあんかけ

作り方

<白身魚の梅しろきくらげあんかけ>

鯛は水分をとって、下味の塩をふり片栗粉をまぶす。

しろきくらげは洗って、水で戻し小さく刻む。
えのきは、石づきを取って1センチ位の長さに切る。大葉は千切りにする。

フライパンを熱し、鯛を両面こんがりと焼く。

あんを作る。梅干しは、種をとって叩き細かくきざみ、フライパンに水、めんつゆ、みりん、きざんだ梅干し、しろきくらげ、えのきを加えて火にかける。
2分ほど煮たら、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。

焼いておいた鯛に④をかけ、大葉をのせる。

材料4人分
<白身魚の梅しろきくらげあんかけ>
  • 鯛 2切れ(いさきなどの白身魚でもよい)
  • しろきくらげ 4g(乾燥)
  • えのき 50g
  • 大葉 5枚
  • キャノーラ油 大さじ1
<あん>
  • 水 100cc
  • めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1
  • みりん 大さじ2
  • 梅干し 2個
  • 水溶き片栗粉 片栗粉小さじ1を小さじ2の水で溶く

薬膳でサポート

補気滋陰・健脾養胃(ほきじいん・けんぴようい)
補気滋陰・健脾養胃(ほきじいん・けんぴようい)

暑い季節のトレーニングでは、発汗する機会が増えます。
薬膳の考え方では、汗は体の「津液(しんえき)」、つまり体液と関係が深く、汗をかく季節には、体を養う「気」と「潤い」を意識した食事が大切だと考えます。
そこで、エネルギー源となる食材に加えて、胃腸をいたわり、体を潤すとされる食材を組み合わせます。

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また、薬膳では「酸甘化陰(さんかんかいん)」という考え方があり、酸味と甘味を組み合わせた味付けは、夏の食養生にも用いられてきました。
暑い時期にも食べやすい、さっぱりとした一品です。

柱となる食材

鯛

鯛は良質なたんぱく質を含み、比較的脂肪が少ない魚です。運動後の食事にも取り入れやすい食材のひとつです。 また、ビタミンB₁やカリウムなどの栄養素も含んでいます。
薬膳では、鯛は「気」を補い、胃腸をいたわる食材と考えられています。また、「腎」を養う食材としても親しまれてきました。
淡白で上品な味わいなので、梅の酸味や白きくらげのやさしい食感ともよく合います。

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みりん

薬膳では、酸味と甘味を組み合わせる「酸甘化陰」という考え方があります。 酸味には、体を引き締める「収斂(しゅうれん)」の働きがあると考えられ、甘味は体を養い、潤いを補う味として捉えられています。
今回は、みりんのやさしい甘味と梅の酸味を組み合わせ、暑い季節にも食べやすい味に仕上げています。
※みりんは調味料なので、料理全体の糖質・エネルギー量も考慮して取り入れましょう。

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梅干し

梅干しは、日本で古くから親しまれてきた伝統的な食品です。
梅の酸味はクエン酸などの有機酸によるもので、さっぱりとした味わいが特徴です。暑い季節の食事にも取り入れやすく、食欲が落ちやすいときの料理のアクセントにもなります。
薬膳では、梅は「酸味」の性質を持つ食材として、体の潤いを保つ食養生に用いられてきました。
また、酸味には「収斂」の働きがあると考えられ、汗をかきやすい季節の食養生にも取り入れられています。
梅の酸味とみりんの甘味を組み合わせ、さっぱりとしたあんかけに仕上げています。

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阪口珠未
先生プロフィール

薬膳料理 株式会社
漢方キッチン代表

阪口珠未(さかぐち すみ)

文部省(現文部科学省)国費留学生として北京中医薬大学で中医学を学び、帰国後 「おいしく、カラダとココロをリリースする」をテーマに漢方キッチンを設立。 新聞、雑誌などに執筆多数。レストランメニュー開発、薬膳料理教室を中心に活動。 著書に『子宮力アップレシピ』(主婦の友社)、 『毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)など。
http://kanpokitchen.com

文部省(現文部科学省)国費留学生として北京中医薬大学で中医学を学び、帰国後 「おいしく、カラダとココロをリリースする」をテーマに漢方キッチンを設立。 新聞、雑誌などに執筆多数。レストランメニュー開発、薬膳料理教室を中心に活動。 著書に『子宮力アップレシピ』(主婦の友社)、 『毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)など。
http://kanpokitchen.com

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