冷え暦12ヶ月

積冷

冷えは積もる 降る雪の如く

積冷(しゃくれい) 冷えは積み重なる

4月という月

春はのどか

卯月 花見月 植月 清和月

花の雲・あげひばり・山笑う

4月の「冷え」のツボ

  • 手のお灸ポイントの場所
    手のお灸ポイント
    手の甲の、薬指と小指の骨のあいだを手首に向かってなで進み、手首のくぼみで指が止まるところです。
  • 足のお灸ポイントの場所
    足のお灸ポイント
    内くるぶしの中心と同じ高さで、内くるぶしのすぐ前のくぼみを指で押すと痛みを感じるところです。

お灸ポイントの探し方

  • 1.へこみをさがす
  • 2.押すと軽い痛みのあるところ
  • 3.皮膚のカサつきもチェック

4月の冷え

春の陽気がますます増えてきました。
冬のあいだ、寒さから身を守るために背中を丸めた「猫背」姿勢も、気温が高くなるにつれ、背すじが伸びてくるはずです。

でも、ガンコな冷えがあると呼吸も浅く、ゆるまない。
伸びようとするのにゆるまない。かえって、首や肩、背中がつっぱる。
なんだか冬よりも冷えるような感覚も。

そして、4月は新学期、新年度です。
新しい生活は緊張する場面が多く、肉体的にも、精神的にも負担が増えます。
交感神経がたかぶって、余計につっぱります。

冷えを温め、柔軟なカラダとココロでいること。
それが春の養生です。

おすすめ薬膳

OK食材
冷え症に良い食材 よもぎ
よもぎ よもぎは「ハーブの女王」と言われる薬効を誇ります。
生薬名は「艾葉(がいよう)」「病を艾める(とめる)」ことから、この名前がついたと言われます。

カラダを温めて冷えを取り除き、痛みを改善します。
月経不順や月経痛、不妊など婦人科系のトラブルの解消にも効果的です。
また止血効果があり、不正性器出血や月経過多にも有効。

よもぎの煎じ液の蒸気を下半身にあてる、韓国のヨモギ蒸しは有名です。
NG食材
白砂糖
白砂糖 むくみやすくなるため、カラダが冷えている人は砂糖のとりすぎに気をつけて。

監修:薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)

おすすめグッズ

冷えとりグッズ チェリーピロー

チェリーピロー

ヨーロッパでは、古くからさくらんぼの種をあたためて小さな袋に入れ冷えたお腹やカラダにあてて保湿パックとして使ってきました。

チェリーピローをレンジでチンするとさくらんぼの種の中に閉じこめられた空気もあたたまり種の保湿効果で心地よいあたたかさが持続する
とてもやさしい保湿グッズなのです。

季節のコラム

<4月>卯月(うづき)
卯月は旧暦の4月に、卯の花が咲くことから卯月と呼ばれていたのが、今もそのまま使われています。
この季節、花が咲き蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃と暦の上ではこう記されています。

しかし 桜の花時でもある4月の天候というのは「花曇り(はなぐもり)」というコトバもあると通り、意外にも曇りが多いのです。
「花曇り」は春の季語。

冬の曇りのように暗く重い雲がたれ込めるのではなく、薄雲が空をおおい、かすかに日ざしをさえぎるほどの明るい曇り空のこと。
光をやわらかくして、桜の花のやさしい美しさを引き立てている曇りのこととも言われています。

この「花曇り」の別の言い方には、「養花天(ようかてん)」もあります。
こちらはその字の通り、桜のつぼみがふくらみ、花がひらくのを、やさしい光で見守っている曇りという意味なのです。

曇り空をあらわすコトバさえ、桜を意識してきた日本人の桜に対する思い入れは、今も昔もとても強いのです。

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