ランナーのための薬膳

記録が伸び悩んだり、
疲れを感じやすいときは、
食生活を見直してみることも大切です。

「ランナーのための薬膳」では、コンディションに合わせて取り入れやすい、薬膳レシピをご紹介。
ランナーのカラダづくりのためのおいしい薬膳メニューが続々…。
日々の食事を通して、ランニングライフを心地よく楽しむためのにお役立てください。

Vol.6 牛すじと栗の煮込み

vol.6

質のよい筋肉をつくる

牛すじと栗の煮込み 黒米ごはんとわかめスープ

作り方

<牛すじと栗の煮込み>

牛すじの下処理をする。牛すじを水でよく洗って鍋に入れ、牛すじにかぶるぐらいの水を加えて煮る。
沸騰したらアクをとり15分ほど煮込む。

ゆで汁を捨てて流水ですじをあらう。鍋もあらって、再度かぶるぐらいの水を加える。

ねぎ(青い部分)としょうがを加え、再びアクをとりながら弱火で3時間ほど煮る。
<圧力鍋の場合>
①②は同じ。③ねぎ(青い部分)としょうがを加え火にかけて、圧力がかかったら弱火で20分間加圧する。そのまま自然放置。
蓋を開けて牛すじを取り出し、ゆで汁をとっておく。
500ccになるように調整する。

牛すじを取り出し、ゆで汁はとっておく。500ccになるように調整する。

長ねぎ(白い部分)の1本半分を斜め切りに切る。ごぼうは皮を包丁でこそげ斜め薄切りに切る。
牛すじを食べやすい大きさに切る。

鍋にごま油を入れて熱し、⑤長ねぎ(斜め切り)、しょうがを加え炒める。

牛すじと煮汁500ccに、天津甘栗と醤油、みりん、酒を加える。
沸騰したら、弱火で1時間ぐらい煮る。

器に盛って、長ねぎの小口切りをのせる。

<黒米ごはん>

米と黒米を洗い、1合分の水に大さじ2の水をさらに加えて浸水し、炊飯する

<わかめスープ>

水300ccにわかめ、中華だし塩適宜を加えて沸騰させる。

器に盛り、ごま油を加える。

材料4人分
<牛すじと栗の煮込み>
  • 牛すじ 500g
  • 長ねぎ(青い部分) 1本分
  • しょうがの薄切り 5g分
  • 長ねぎ(白い部分) 2本
  • しょうが  10g
  • ごぼう  1本
  • 天津甘栗 8個
  • ごま油  大さじ1
  • 醤油 大さじ4
  • みりん   大さじ4
  • 酒  大さじ4

長ねぎ(白い部分)は、斜め切り1本半・小口ぎり1/2本分にする

<黒米ごはん(2食分)>
  • 1合
  • 黒米 大さじ2
<わかめスープ(2食分)>
  • わかめ 4g
  • 水  300cc
  • 中華だし 小さじ2
  • 適宜
  • ごま油 小さじ2

薬膳でサポート

強筋骨・養肝・補腎
強筋骨・養肝・補腎

ランナーにとって、筋肉や骨を健やかに保つことは、日々のコンディションづくりにつながります。
中国医学では、この考え方を「強筋骨(きょうきんこつ)」と呼びます。
薬膳では、「肝」は筋肉を養う「血」と深く関わり、「腎」は骨や成長、生命力の源となる「精」を蓄える臓器と考えられています。

そのため、運動習慣のある方は、十分なたんぱく質を摂ることに加え、「肝」や「腎」を養うとされる食材を日々の食事に取り入れることも、薬膳では大切にされています。

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柱となる食材

牛すじ

牛すじは、コラーゲンをはじめとしたたんぱく質を含む食材です。
薬膳では「強筋骨」の食材として親しまれ、「気」を養い、活動的な毎日を支える食材の一つと考えられています。
じっくり煮込むことでやわらかくなり、日々の食卓にも取り入れやすい食材です。

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栗は古くから食材としてだけでなく、生薬としても利用されてきました。
ミネラルや炭水化物を含み、薬膳では胃腸を養い、「気」を補い、「腎」を支える食材とされています。
運動量が多い時期や、季節の変わり目の食養生にも取り入れられてきました。

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黒米

黒米は、アントシアニンによる美しい紫黒色が特徴の雑穀です。
薬膳では「腎」を養い、「血」の巡りを支える食材として知られています。
白米に混ぜて炊くことで、彩りや風味を楽しみながら、日々の食事のバリエーションを広げることができます。

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阪口珠未
先生プロフィール

薬膳料理 株式会社
漢方キッチン代表

阪口珠未(さかぐち すみ)

文部省(現文部科学省)国費留学生として北京中医薬大学で中医学を学び、帰国後 「おいしく、カラダとココロをリリースする」をテーマに漢方キッチンを設立。 新聞、雑誌などに執筆多数。レストランメニュー開発、薬膳料理教室を中心に活動。 著書に『子宮力アップレシピ』(主婦の友社)、 『毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)など。
http://kanpokitchen.com

文部省(現文部科学省)国費留学生として北京中医薬大学で中医学を学び、帰国後 「おいしく、カラダとココロをリリースする」をテーマに漢方キッチンを設立。 新聞、雑誌などに執筆多数。レストランメニュー開発、薬膳料理教室を中心に活動。 著書に『子宮力アップレシピ』(主婦の友社)、 『毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)など。
http://kanpokitchen.com

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