お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2026.09.01

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大仏さまを守る 東大寺 南大門


━大仏さまのおわす東大寺
奈良 東大寺は大仏さまのおわすお寺。
奈良の大仏さんと親しまれてきた盧舎那仏(るしゃなぶつ)は、高さ15mもの座像で、銅製の仏像として世界最大級の大きさを誇ります。
そして、その大仏さまのおわす金堂は創建当時、正面86m、高さ48mという壮大な建物でした。

天平時代から幾度もの戦火や災害に見舞われながら、そのたびによみがえってきた東大寺。今の大仏殿は江戸時代に再建されたもので、正面こそ約57mと創建当時より狭くなっていますが、それでも世界最大級の木造建築として、そのスケールは圧倒的な迫力です。

大仏殿へ向かう参道を歩いていると、まず目の前に現れるのが巨大な南大門。その堂々とした姿は、この先におわす大仏さまへの期待をさらに高めてくれます。

━大仏さまを守る日本最大の山門
その東大寺の正門にあたるのが南大門。
南大門もたびたびの戦火で焼失し、現在の門は鎌倉時代に再建されたものです。入母屋造、五間三戸二重門の造りで、高さは約25m。屋根裏まで届く18本の太い円柱で支えられ、いかにも大仏さまにふさわしい日本最大級の山門です。

建築には、中国・宋から伝わった新しい建築技術を取り入れた「大仏様(だいぶつよう)」と呼ばれる様式が用いられています。柱を横木が貫く力強い構造が特徴で、門の下から見上げると、複雑に組み上げられた木組みとその高さに圧倒されます。
そして、この南大門の両側には、東大寺の仁王さんと親しまれてきた金剛力士像が、憤怒の形相で立っています。

━わずか69日で造られた金剛力士像
金剛力士像は、寺院の門などに安置され、仏法を守る仏さま。
東大寺の金剛力士像も南都焼き討ちなどで焼失し、鎌倉時代の東大寺再建にあわせて、仏師 運慶、快慶ら慶派の仏師たちによって造られました。しかも、これほど巨大な像が、わずか69日ほどで完成したと伝えられています。


高さ8mをこえ、胸幅も2m近い巨大な姿は、一本の木から彫り出したものではありません。いくつもの木材を組み合わせる「寄木造」で造られ、多数の部材によって構成されています。

それぞれの部分を多くの仏師が分担して制作できる寄木造の技術も、これほどの巨像を短期間で完成させることにつながったのかもしれません。

━今も南大門を守る仁王さん
南大門に立つ金剛力士像は、口を大きく開いた「阿形(あぎょう)」と、口を固く結んだ「吽形(うんぎょう)」の二体。
大きく見開いた目の迫力ある形相、血管まで浮き出たたくましい腕や脚、今にも動き出しそうな力強い姿は、800年以上もの時を経た今も見る人を圧倒します。

鎌倉時代の仏師たちの技と情熱によって生み出された仁王さんは、今日も南大門に立ち、大仏さまのおわす東大寺と仏法を守り続けているのです。

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