お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2019.01.11

ブログ

釘抜地蔵

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寒に入り 降りしきる雪の中にも訪れる人がとだえることはありません。京都西陣 ここに古くから地元の人たちに信仰されつづきえてきた釘抜地蔵があります。

正式には石像寺(しゃくぞうじ)、弘法大師 空海によって弘仁10年(819)に創建されたお寺です。
遺唐使として唐に渡った空海が帰国にあたり一つの石を持ち帰り、その石で地蔵菩薩を刻み人々の「諸悪・諸苦・諸病を救い助けん」と祈願されました。
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そしてこの地蔵菩薩、さまざまな苦しみを抜きとってくれるお地蔵さんと古くから頼りにされてきたのです。そしていつしか苦を抜く「くぬき」が「くぎぬき」と呼ばれるようになったのが釘抜地蔵のいわとか。釘抜地蔵の名前もそうですが、ユニークなのが小さなお堂の周囲は天井までびっしりと「釘抜と八寸釘」を貼りつけた絵馬でおおいつくされていることです。

その数なんと1000枚をはるかにこえるといわれる絵馬のすべてはカラダの悩み、心の悩みに願をかけた人が悩みが解決したお礼に奉納した絵馬なのです。

絵馬に張りつけられた釘抜きは今よく見かけるポピュラーなテコの原理で釘を抜くくぎぬきではなく、昔話でうそをついたら舌を抜かれたお話にでてくる古いかたちのやっとこと呼ばれるくぎぬきが今も貼りつけられていることでもわかる通り釘抜地蔵の歴史がしのばれます。

風雨にさらされて字も読みにくくなった絵馬の中にはまだ白木のあざやかな納められたばかりの絵馬もたくさんあります。

降りやんでいた雪が又降りはじめる中、お堂の周囲を願いをとなえつつまわるお百度まいりの若い女性の姿に釘抜地蔵さんが今もいかにこの地の人の暮らしの中にとけ込んだ存在であるかが伺われました。

寒に入り空気がとても乾燥しています。
せきに悩む人が増えています。
せきのツボはひじの内側の「尺沢」のツボがお役に立ちます。

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