お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2024.07.18

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伊吹山


━積雪11m28cm
標高1,377m、「伊吹山」。3000m級の高山も多い日本列島。
その中で1927年に日本の積雪記録11m82㎝を記録している伊吹山。

当時、伊吹山頂にあった「伊吹山測候所」で記録されたもので、降りつづく雪に観測員は「雪尺」と呼ばれる3mのポールをつぎたしつぎたして計測したそうです。

伊吹山にこの大雪をもたらしたのは通常冬の湿った北からの風は日本列島の中央につづく北アルプスなどでさえぎられるのですが伊吹山の位置は、若狭湾から琵琶湖を通り、冬の寒気が吹きぬけてくるため、山頂年間気温は北海道の稚内と同じくらいの気温なのです。

━伊吹山の地勢
この伊吹山特有の地形からい伊吹山は北方植物の南限でもあり、花の山と呼ばれる多くの植物が山麓から山頂にかけて分布しています。
伊吹山の植物は約1200種、そのうち薬草も280種をこえます。

━織田信長の薬草園

平安時代、伊吹山の薬草は近江から73種、美濃からは63種も献上されていたのです。
伊吹山の薬草に関しては、織田信長がポルトガルの宣教師を招いて伊吹山に広大な土地与え薬草園を開かせたと伝えられています。
そのため宣教師は本園から多くの薬草をとりよせたともいわれますが、今ではその薬草園の場所も定かではありません。
ただ伊吹山固有の植物の中にはヨーロッパの牧草でもある「キバナノレンリソウ」をはじめ、「イブキノエンドウ」「イブキカモジグサ」など、伊吹山以外では見られない植物が残っているのです。

━伊吹もぐさ

そして伊吹山が、日本全国に知られるようになったのは「伊吹もぐさ」の産地としてです。
伊吹の薬草とともに、「もぐさ」もいぶきの名を冠し、「伊吹もぐさ」として日本全国へ送られていました。
伊吹山は花の山として、又お灸の原料「もぐさ」の、「よもぎ」の産地として、長い歴史の中で多くの恵みをもたらしてきた山なのです。

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