お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2018.02.23

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黄色い花火 マンサク

mansaku春とはいえまだ風がつめたい林の中でマンサクの花が咲いています。
他の木々がまだ目ざめていないモノトーンのような早春の林の中に、そこだけがひときわ明るく目立って、春を知らせているのです。

しかし近づいてみるとマンサクの花というのは細い黄色いリボンをカットして、くしゃくしゃにしたかのような花、花弁はてんでに勝手な方向を向いているのですが、3つ4つの花が集まって咲くために少しはなれて花全体を見ると、あたかも黄色の花火がはじけたような実にユニークな花。

マンサクは春の気配にまず咲く花ということでこう呼ばれてきたといわれる花ですが、同じ頃に咲くロウバイ、トサミズキ、サンシュなど、この時期に咲く花はなぜか申し合わせたように黄色い花なのです。

植物が受粉するためには風によって花粉をとばす花もありますが多いのは虫媒花、その字の通り、昆虫によって花粉を運んでもらいます。春に花粉をはこんでくれる昆虫にとって目立つ色というのが黄色なのだそうなのでみんな申し合わせたように黄色という自然のルールの奥深さを垣間見たようなふしぎの世界なのです。

マンサクは薬草として乾燥した葉に含まれる成分が湿疹などに有効とされていますが、芽を出す頃のマンサクの樹皮は粘り強く切れにくいために綱のかわりに使用されてきました、世界遺産でもある白川郷の合掌造りのあの大きな屋根をかたち造っている丸太をしばるのにも使われてきたという歴史もあるそうです。

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