お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2019.01.25

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鞍馬山鋼索鉄道

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平安時代に開かれた鞍馬寺は標高584mながらけっこうけわしい鞍馬山全体が御神体でもあるのです。
牛若丸と鞍馬天狗で知られるこの鞍馬山は数々の伝説につつまれた京都でも有数のパワースポットとして近年訪れる若い人が増えています。
枕草子に清少納言が「近うて遠きもの鞍馬の九十九折の道」と記した、くねくねと続く急坂の参道は山門から本堂金堂までの道のりのほとんどを占めているのです。
お正月の初寅など古くからお詣りの人がたえない鞍馬寺、深い森の中の道はすぐそこに次の曲り角が見えながら、そこにたどりつくと又次の曲り角が見えるというまさに九十九折の坂。
鞍馬山は登ることがお詣りといわれてきたゆえんなのです。
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しかし1950年代になって急激な坂道にお詣りをあきらめる高齢者のためにということで設けられたのが鞍馬寺のケーブルカーです。
正式には鞍馬山鋼索鉄道。鉄道事業法による許可を受けた正式な鉄道としては日本一短かい鉄道です。
山門駅から山頂近くの多宝塔駅までの総延長191m、高低差89m、約2分で到着する定員28名のかわいいケーブルカーは牛若丸の伝説にちなんで牛若號と名づけられています。
このケーブルカーは足の弱い人や年配の人が少しでも楽にお詣りできるようにと設けられたもので、鞍馬寺が運営しているために駅員さんも運転士さんも作務衣姿というユニークな鉄道なのです。
このケーブルカー本殿金堂まで行くのではなく九十九折の急坂をすぎて道がゆるやかになる多宝塔までで、あとは自分の足で神域である鞍馬山の深い森の中を歩いてゆくような配慮もされているのです。
ここはあくまで山全体が鞍馬寺 深い森のいやしにふれることがお詣りなのです。

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