お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2018.06.08

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糺の森

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糺の森は京都の街中に古代から生きつづける東京ドーム3個分もある深い森。5月の葵祭で知られる世界遺産、賀茂御祖神社、通称下鴨神社の境内にある参道の森でもあるのです。
京都を北から南へ流れる賀茂川と高野川の合流点にはさまれるようにある糺の森にはケヤキ、エノキ、ムクなどの広葉樹が自生、樹齢数百年をこえる樹木も500本をこえる、太古の自然が今も保たれています。そのために、普通の神社のように常緑の杉や桧などがとても少ないために、糺の森は神社の森としては明るいのが特徴なのです。

四季の移り変りを克明に見せるこの糺の森には四本もの小川が流れ、その景観の美しさをきわだたせており、古くは源氏物語や枕草子にもしばしば登場しています。
又、あの尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風」も糺の森を流れる小川のひとつ御手洗川とその流れのそばの梅を描いたものといわれるなど、糺の森はさまざまな日本の文化を育んできた貴重な森でもあるのです。

その糺の森の入口にある下鴨神社の数ある末社のひとつ川合神社は、女性を守る神様として知られる玉依媛命(たまよりひめのみこと)をお祀りしており、美容、縁結び、安産、子育てと女性の悩みをかなえてくれる神社として、今人気のスポットなのです。

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そしてこの川合神社の絵馬は「鏡絵馬」。手鏡のカタチの絵馬に顔が書かれており、自分で化粧して裏に願いを書いて奉納するというユニークな絵馬も人気の秘密なのです。

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