せんねん灸 お灸塾
東大病院 粕谷先生にきく慢性腰痛をひきおこす脳の機能異常解消のためのお灸の効果とツボ
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せんねん灸お灸塾 東大病院 粕谷大智先生にきく 温熱刺激の臨床 慢性腰痛に対して、灸刺激の効果とその実際 せんねん灸お灸塾 東大病院 粕谷大智先生にきく 温熱刺激の臨床 慢性腰痛に対して、灸刺激の効果とその実際

腰痛とは
腰痛は脳がつくり出す
(恐怖回避思考・行動モデル)
慢性腰痛は
脳の機能異常から

慢性腰痛になぜお灸
腰痛改善のための
ツボレクチャー
お灸による
身体バランスの変化
腰痛改善のための
セルフケア

まとめ
INDEX

01腰痛とは

腰痛の15%は「特異的腰痛」(病気が原因による腰痛)といわれ、これは検査や問診で原因がわかります。
残りの85%は「非特異的腰痛」(原因がわからない腰痛)といわれ、ほとんどの腰痛がまさにこれです。
この腰痛は、筋肉の問題であったり、椎間関節の問題であったりが原因ですが、治せる腰痛です。

02腰痛は脳がつくり出す(恐怖回避思考・行動モデル)

私たちは一度強い痛みを経験すると、何かをする時など又あの痛みがぶり返すのではないかという恐怖心がつきまといます。
ずっと座りつづけていると立ち上がる時痛いのではないか、動き始めが痛いのではないかと、それが恐怖心になって座るのが怖い、不安になるという思いが重なってくると日常生活の動作にまで影響がでてきます。 これは、「恐怖回避思考・行動モデル」といって誰もが持つ感性なのですが、こうした恐怖心や不安をとりのぞくことが今回のテーマなのです。

03慢性腰痛は脳の機能異常から

腰痛などが長くつづくと、脳のほうでそれを先に感じるようになってきます。
脳の不具合といって、別に脳に腫瘍ができているとかではなく、ずっと痛みを感じている人によくあることですが、脳の機能が普通じゃなくなってきているのです。
不具合が生じてくると、腰痛だけでなく足が冷えたり、肩コリや頭痛などいろんなところに症状がでてくるようになってきます。
だから、こうした「非特異的腰痛」には腰の局所の症状改善だけでなく、カラダを動かして気持ちいいという気持ちになることが腰痛にも肩コリにもいいということになるのです。
そういう習慣的にカラダを動かすことをぜひ見つけてやることが大切です。
歩くのが好きな人はウォーキング、走るのが好きな人はジョギングとかホットヨガとか音楽をきくとか、おいしいものを食べるとか、だれでも好きなことに取り組んでいる時は気持ちいいと思いますが、その時脳に何がおこっているかというと脳の機能異常が改善しているのです。 どういうことかというと「気持ちいい!!」「幸せだなぁ!!」というホルモンが脳に分泌されて、痛みをマヒさせたり、痛みを感じないようにしてくれているのです。
だから、自分が気持ちいいということを見つけて毎日続けること動くことは腰には一時的につらいかも知れませんが、やってみるときっとずいぶん症状が改善してきます。

04慢性腰痛になぜお灸

歩いたり、カラダを動かす運動療法も腰にはいいのですが、お灸などの温熱刺激というのも局所の血流をよくし、痛みのもととなる老廃物などを洗い流してくれ、又その熱さが脳にも伝わって、脳の不具合をおこし、痛みを増幅しているような物質をとりのぞいてくれます。 お灸は、いつでもすぐにできるので続けることで気持ちよくなり、脳に対しても腰痛に対してもいいのでぜひ、はじめてみてください。

06お灸による身体バランスの変化

治療前
腰痛がつづくと痛みのためにカラダのバランスがくずれてきます。
お灸は、温熱で「血」のめぐりをよくして、カラダのバランスを改善する働きがありますが、その働きをみることができるのがこの重心動揺解析システム。乗ることでカラダのバランスが測定できます。お灸による治療の前と治療後を データーで見てみましょう。
治療
では、お灸の治療です。まず手のツボ「合谷」、そして足のツボ 「足三里」「三陰交」「承山」背中のツボ「大腸兪」「腎兪」などです。
治療後
治療後に再び計測してみたところ足の裏圧の分布図を見てもカラダのバランスが改善されていることがわかり、 お灸の治療効果が証明されています。

07腰痛改善のためのセルフケア

\起き上がる時の痛み改善/4つのストレッチ

動きはじめがつらい。同じ姿勢がつづくと
つらい時に有効のストレッチ
(起き上がる時の痛みが軽減します。)
① 上向きに寝て、足をカラダに引きよせるストレッチ 引きよせて3秒、これを3回
② 背中からおしりの筋肉をのばすストレッチ 片方の足を曲げ、手を上に伸ばして筋肉を伸ばす、
終われば反対側も
③ タオルを使って足裏のストレッチ タオルを足にかけて、足をのばしカラダをギュッと
引きよせて3秒。 終われば反対側も太ももの裏側が伸びていることが実感できることが大切です。
④ うつぶせになって腰を反らせるストレッチ 腰の反りかえりのストレッチ。
反りかえりをした時に足に症状がある場合は
やめてください。
うつぶせになって両手をつき、
上体をそらしてそのまま3秒。
アゴをあげないように気をつけてください。

\立ち上がる時の痛み改善/立ち上がり方

(腰に負担のかからない立ち上がりかた)
  • ① 骨盤をおこした姿勢で座る
  • ② 足をひざよりカラダのほうに引きよせる
  • ③ 立ち上がる時に、少し前傾姿勢になる
  • ④ 斜め上に向かって立ち上がる

立ち上がる時に、手をそえるところがある時はそこに手をそえて立ち上がることも、
腰に負担がかからない立ちかたです。

08まとめ

腰痛は、腰そのものに原因がある場合もありますが、腰痛の85%をしめる
「非特異的腰痛」と呼ばれる慢性的な腰痛は脳の機能異常に原因があることが多いのです。
この脳の機能異常がつづくと腰だけでなく、肩コリ、頭痛、めまい、冷え、
他の関節の痛みもでてきます。
薬を飲んでも何かしらの治療を受けてもその場かぎりの効果でしかありません。
腰痛に一番大切なのは患者さん本人が自分で治そうという気持ち。
そのためには自分でできるセルフケアが一番大切です。
セルフケアでは、カラダを動かす、好きな音楽を聴く、あるいはお灸のような
温熱刺激などいろいろありますが、持続できるセルフケアがおすすめです。
お灸は、いつでもでき続けやすいので、きちんとつづけると腰の痛みが
コントロールできるだけでなく脳の痛みをおこしている物質をとりのぞく
働きも改善されてきます。
このセルフケアをつづけることで痛みをコントロールできることは
今では世界的に認められてきています。
慢性的な腰痛には、ぜひお灸のようにずっと続けることができる
セルフケアを
見つけて取り組んでください。

監修
かすや だいち
粕谷大智 先生
監修
かすや だいち
粕谷大智 先生
東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 鍼灸部門 主任。
1987年東京大学医学部付属病院 内科物理療法学教室(物療内科)勤務。アレルギー・リウマチ内科を経て、現在リハビリテーション部。宝塚医療大学客員教授。東京有明医療大学、筑波大学理療科教員。 著書に 『ひざ痛は「お灸」で消える!』『最強のボディメンテナンス 体をゆるめてOFFモードにするセルフ灸&指圧』 など。
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