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2025.07.29

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自然とともに生きる、先人たちの知恵「二十四節気」


 
━ 「二十四節気(にじゅうしせっき)」のはじまり
今ではカレンダーや天気予報、番組などでもよく見聞きする言葉ですが、そのルーツは2000年以上前にさかのぼります。
起源は、古代中国の戦国時代(紀元前4世紀ごろ)。
太陽の動きをもとに、一年を24の季節に分けたことがはじまりです。
日本には6世紀ごろ伝わり、農作業を基盤とした暮らしの中で、季節を知る手がかりとして定着していきました。それぞれの節気に意味があり、季節にちなんだ風習も残っています。

 
━ 季節のサイン
「二十四節気」は、漢字二文字で季節の特徴を表し、立春(りっしゅん)にはじまり、夏至(げし)、秋分(しゅうぶん)、大寒(だいかん)まで、それぞれの節気が自然の移ろいや気候の変化を教えてくれます。
昔の人々は、この節気を目安に農作業を進め、旬の食材を選び、さらに、からだを整える養生のタイミングを見きわめて暮らしていました。
2016年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

 
━ 「二十四節気」をヒントに旬を味わう
自然の変化だけでなく、旬の食材を知る手がかりになる「二十四節気」。その時季にとれるものは、からだに必要な恵み。旬を味わうことは、日々の養生につながります。
たとえば、立春にはふきのとうが旬を迎え、その苦味が冬のからだをリセットしてくれます。
初夏の芒種には梅の実が出回り、梅干しや梅シロップ作りが盛んに。蒸し暑い季節にぴったりの食材です。
真冬の大寒には大根やねぎが甘みを増し、からだを温めてくれます。
このように、「二十四節気」を意識して旬を味わうことは、自然のリズムを感じながら、からだを整える「季節の養生」そのものです。
  
━ 暮らしのリズムを整える
「二十四節気」は、体調を整えるタイミングのヒントにもなります。
単なる昔の暦ではなく、現代の私たちの暮らしの道しるべでもあります。
季節の移ろいを感じながら、日々の過ごし方を見直したり、からだの声に耳をかたむけたりするきっかけを与えてくれます。

 
━ せんねん灸YOJO 暮らしにお灸の養生を
古くから受け継がれてきた知恵「二十四節気」を、「よりよく健康に生きる」ための養生として、ぜひ日々の暮らしに取り入れてみてください。
せんねん灸で、暮らしにお灸の養生を。

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