お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2017.01.20

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御氷餅

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明治から変わらないという、チョットうれしくなるデザインのラベルには信州名産、滋養養生「御氷餅」と記されています。

「お神渡り」で知られる諏訪湖の今頃はひろい湖面にすっかり氷がはるのですが今年はまだ半分とか。
諏訪地方ではこの寒さを利用して、古くから寒天や高野豆腐などの加工食品が生まれました。

氷餅もそのひとつ。早くいえば、お餅をフリーズドライしたもの。
割るとこなごなになり、小さなカケラが雪の結晶のようにキラキラ輝くところから今では和菓子の食材としても知られています。
この氷餅、その歴史は古く、江戸時代、この地を治めた高島藩では城内に「氷餅部屋」があり藩士の手で氷餅がつくられ、幕府に献上されていましたが一般ではつくられることは許されなかったのです。

今、普通の農家では、氷餅はついたお餅をのばし、細長く切って和紙でつつみ、2〜3日水に浸けたのち軒先につるして寒風にさらして凍ったまま乾燥させてつくりますが、諏訪地方では、水につけた餅米を挽いた「糊」と呼ばれる「液体」を時間を焦がさないように炊きあげ、トロトロになった「糊」を外に出して凍らせます。
完全に凍った棒状に切り分け、一つ一つ和紙でていねいにつつんで、ワラで編み、再び外で「寒ざらし」にします。
昼は凍った餅がとけ、夜になるとそのとけ出した水が凍るのをくり返し、すっかり水分がなくなり、重さが1/10ほどになると、独得のふれるとすぐこなごなになる氷餅ができあがるのです。
この氷餅の食べかた、くだいてお湯を注ぐと、くず湯や重湯のようになり、すぐに食べることができ栄養価も高いところからスペースシャトルの宇宙食に採用されたこともあるとか。

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赤ちゃんの離乳食としても、よく知られていますが、なんといっても自然の営みまかせのピュアなつくりかたが今、若いお母さんに人気があるそうです。御氷餅、そのまま口に含むとつめたくない雪の結晶のようなふしぎな食感です。

インフルエンザの大流行のきざしが連日ニュースでとりあげられています。冬はまだまだ 足の三陰交、手の合谷にお灸で養生につとめてください。

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