お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2019.10.11

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稲雀

ine
実るほど頭を垂れる稲穂かな
秋の深まりとともに稲が黄金色に色づき収穫期を迎えています。
かつて稲の収穫といえば秋に限られていましたが、昨今 品種改良が進んだこともあって早生は8月に収穫期を迎えるとともに晩生は秋もうんと深くなってからになっています。

日本の主食の米ということもあって、かつては増産が第一の米づくりでしたが、今ではおいしい米づくりがメインとなっています。
今、年々に米の消費量は減少の道をたどる一方で日本の米のおいしさは日本食の海外進出だけでなく、米そのもののおいしさで輸出が伸びているそうです。

日本で米作りが始まったのは弥生時代とも縄文時代ともいわれるほどその歴史は古いのですが、寒さに弱く日本の暦の中にも稲の栽培に関係する日がいくつも見られるほど米づくりは天に祈りながらの作業がつづきました。

しかし、温暖化が進み又品種改良や栽培技術の進歩などから今では従来の米どころを押さて北海道が日本一おいしいとさえいわれるようになってきています。

稲といえば稲雀のコトバもある通り、かつては黄金色に色づいた稲田には稲をついばむ雀の群れがとびかう風景がどこでも見られ、雀を追う鳴子の音が雀は鳴声にまじってきこえたものですが、今 雀の姿はめっきり稲田から姿を消してしまいました。
ある統計によると過去30年間で雀は半減してしまったともいわれています。
雀のエサとなるイナゴなどの昆虫やイモムシなどの動物性のエサ不足が大きな原因とか。雀の減少はロンドンまでヨーロッパでも進んでいるそうです。
間もなくこの稲田も稲刈りがはじまります。

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