3月という月

春まっしぐら

弥生/仲春/早花咲月/春彼岸

光る風 水温む 春うらら

3月の「冷え」のツボ

  • 手のポイントの場所
    手のポイント
    手の甲を上にして、手首にくすり指をおき、指幅3本そろえて人さし指があたるところです。
  • 足のポイントの場所
    足のポイント
    足の甲の親指と人さし指の骨が交わるところからやや指先よりのへこみです。

お灸ポイントの探し方

  • 1.へこみをさがす
  • 2.押すと軽い痛みのあるところ
  • 3.皮膚のカサつきもチェック

3月の冷え

冬の間、内にこもりがちだったカラダとココロも、春の訪れとともに外向的になり、寒さから身を守るためにカラダの中に留めていた熱も、体の外へ向かって発散されます。

気温と湿度が高くなってくるので、皮膚、粘膜の毛細血管が開き血行が良くなって、緊張がゆるみ、カラダ全体が温かくなり、熱の移動が活発になります。この熱の移動がスムーズにできないために、陽気が盛んになる春になっても相変わらず冷えを感じ、場合によっては冬以上に冷えをつらく感じる方もいらっしゃいます。

「春が苦手」な方は、熱の移動がスムーズではなく、部分的に熱を帯びて「ほてり」、それとは対照的に部分的な「冷え」を感じます。春先に熱の移動がうまくいかないと、おもに胸から上に熱が偏り、腰から足先にかけて冷えるのが特徴です。

「胸がモヤモヤする」「イライラする」「頭がカッカする」など、感情的になりやすくなりなったり、「頭がボーッとする」「フラフラする」など、ものごとが考えられなくなったりもします。

おすすめ薬膳

OK食材
冷え症に良い食材  陳皮
陳皮 陳皮とは、うんしゅうみかんの皮を乾燥させたもので、漢方薬の原料としても使われています。
日本では七味唐辛子などに使われていますね。
みかんの皮にはたくさんの栄養素が含まれていて、血行促進、冷え改善、消化不良を解消、風邪によるのどの炎症を抑える、肝機能を高めるなどの効果があります。
リモネン・リナロールなどの香り成分はリラックス効果、鎮静効果もあり、ストレスを感じたときや、緊張したときに冷えを感じやすい「気」のめぐりが悪くなりやすい人にはおすすめの食材です。
3月になると、いろいろな柑橘も出回るので、重曹で洗ってから天日干しにして、お茶やスープに入れたりして使ってみてくださいね。
NG食材
乳製品
乳製品 牛乳はカラダに水をひき留めるため、人によっては冷え、むくみの原因になります。

監修:薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)

おすすめグッズ

冷えとりグッズ ゆるゆるルーズソックス

ゆるゆるルーズソックス

冷えとりグッズといえば、まずあげられる
あったかソックス

気をつけたいのは、足首をしめつけないこと。
冷えとりソックスは血のめぐりを       
よくするためですから。
足首ゆるーくルーズがおすすめ。

季節のコラム

<3月> 弥生 (やよい)
弥生は、「弥」はいよいよ
「生」は草木の芽吹きのこと。
春に向かって万物が成長を始める季節。

「東風吹かば・・・」の歌にもある通り、春に吹く「東風」は春の訪れを知らせる風です。
春はまた風の季節と呼ばれるほど次々と風が吹きます。
「東風」につづいて強い南風が「春一番」
突然やってくる寒の戻り「春北風(はるならい)」
その他にも「春疾風(はるはやて)」「貝寄風」「花嵐」などが次々とやってきて
「三寒四温」と呼ばれる独特の春の気候を生み出しているのです。

こうして次々日本列島を吹きぬける風は、季節の移り変わりをより強く意識して生きる日本人の 細やかな暮らしのスタイルを生み出してきたのです。

冷え暦

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