
万物が清らかに輝きはじめ、草木が芽吹き、花が咲きそろう「清明(せいめい)」
━清明とは
清明は、二十四節気のうちのひとつで、「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」を略した言葉。
新学期や新生活が始まる節目の時期です。春うららかな日差しを受け、全てのものが清らかで明るいことを意味しています。
━清明祭(シーミー)
沖縄に今も伝わる大切な伝統行事のひとつ、清明祭は、ご先祖様を供養する墓前祭です。
清明の頃になると親戚が集まり、花や果物、お菓子、お茶や水、お酒など、そしてその供え物の中心となるのが、もち重2箱とおかず重2箱の合わせて4箱で用意される重箱料理「御三味(ウサンミ)」です。
もち重には紅餅やよもぎ餅、あん入りのお餅などが詰められ、おかず重には豚の三枚肉の煮付けや昆布、こんにゃくの煮しめなどが入り、これらは5品・7品・9品といった奇数の品目で、きれいに賽の目状に詰められるのが特徴です。
沖縄では、お墓の掃除やお参りのあと、みんなで食事をいただきます。親族が集い、交流を深める大切なひとときとして親しまれています。
━花まつり
4月8日の「花まつり」は、お釈迦様の誕生を祝う仏教行事で、「灌仏会(かんぶつえ)」とも呼ばれます。お寺では花で飾られた花御堂(はなみどう)が設けられ、その中央に安置された誕生仏に甘茶をそそぎお祝いします。これは、お釈迦様が誕生した際、天から甘露の雨が降ったという言い伝えに由来しています。花まつりに欠かせない「甘茶」は、参拝後に参拝者へふるまわれます。

甘茶は、ヤマアジサイの一種である「アマチャ」の若葉を使い、蒸して揉んだあと乾燥させ、煮出して作られるお茶です。今年はぜひ、甘茶をそそぎお釈迦様の誕生をお祝いしてみてはいかがでしょうか
━十三まいり
「十三まいり」は、数え年13歳の子どもが知恵と福徳(しあわせ)を授かるよう祈願する伝統行事です。
4月13日前後に主に関西を中心に行われ、特に有名なのが京都・嵐山の法輪寺です。

知恵や記憶力、福徳を授けてくれるとされる仏さま・虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を祀る寺社へ参拝し、学業成就や健やかな成長を願います。晴れ着に身を包み、家族で参拝する姿も多く見られます。
また、参拝後に振り返ると授かった知恵や福徳を返してしまうとされることから、知恵を授かった寺社を出るまでは振り返らないように帰ります。
━春の土用
春の土用は、立夏の前の約18日間で、季節の変わり目にあたり、体調をくずしやすい時期とされています。
この時期は、土の中に神様がいるとされ、土いじりは控えたほうがよいともいわれています。
また、「戌(いぬ)の日」にちなみ、いちご・いか・いわし・いくら・いも・いなりずしなどの「い」のつく食べ物や、豆腐・米・ヨーグルト・うどん・牛乳などの白い食べ物をいただくとよいとされています。

日本には、季節とともに暮らしてきた先人の知恵が、今も大切に受け継がれています。
これからのブログでは、そんな季節の知恵やならわしをお届けしてまいります。
季節を楽しみながら、無理なく“季節の養生”を日々の暮らしに取り入れてみてください。
せんねん灸では、二十四節気に合わせたおすすめのお灸ポイントもご紹介しています。
ぜひ、季節の養生にお役立てください。



