お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2017.01.06

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蹴鞠初め

kemari
新春1月4日 世界遺産 下鴨神社の境内に「アリ」「ヤー」「オウ」と独得のカケ声がひびきました。
水干、袴、烏帽子姿の鮮やかな伝統衣装をつけた鞠人が白い鞠をけりあう蹴鞠が一年の無病息災を願って奉納されたのです。
「蹴鞠初め」の神事です。
鞠は直径20センチくらいの鹿皮を使ってつくられたもの、重さ150グラムとどちらかというと風船のような軽さだそうで、境内の一角に四隅に竹を立てた15メートル四方の鞠庭と呼ばれるフィールドの中でさまざまな作法に従って8人の鞠人が鞠をけりあいます。鴨沓と呼ばれる先が鴨のくちばしのように平らな特製の沓で鞠をなるべく地面に近いところでとらえ、ボールをととのえ、けりあげて相手にやさしくパスします。
左足でけってはだめ。ひざは伸ばしたまま、上半身は相手に向けてゆったりと。さまざまな作法に従ってあくまで相手のとりやすいところにやさしく届けます。点をとりあうのでなく、終わりもリーダーの合図で終わるというこれは作法に従った儀式なのです。

蹴鞠のルーツは2000年以上も前の中国で行なわれていたことが「史記」に記されているほど古く、日本には仏教と共に伝えられました。
日本で平安時代から盛んに行なわれるようになり、宮中行事や神事として今日に至っているのです。

ところで日本サッカーのユニフォームのシンボルマークの伝説の鳥・ヤタガラスは下鴨神社の祭神である賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)のこと。

神武天皇の国づくりにヤタガラスに化身して、天皇を熊野から大和へと道案内をしたと伝えられることから勝利をきり開くジャパンのシンボルマークとして採用されたのです。

この前のW杯ブラジル大会にも関係者による必勝祈願の蹴鞠が奉納されました。

ちなみにFIFA(国際サッカー連盟)のHPには2000年以上も前の中国の蹴鞠が「サッカーのルーツ」として紹介されていますが、英国こそルーツとする説もあり議論は今もつづいているとか。
相手を重んじ相手のとりやすいところへ、正確にパスを送る蹴鞠は儀式的でありながらも、パスする相手のことを考えるという点ではサッカーのボール扱いとやはり共通しているようです。

おだやかなお正月もあけ、きのうは小寒。
寒の入りとともに北風が強くなり、いよいよ冬本番です。
冬の養生にはお灸をお役立てください。一日一回は足三里三陰交のツボへお灸がおすすめです。

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