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2017.11.24

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南禅寺 水路閣

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南禅寺 水路閣は、京都五山南禅寺の境内の一角をよぎるレンガ造り、長さ93m幅4mのアーチ型橋脚を持つ水路橋です。

ローマ時代の水道橋をヒントにしたという水路閣は120年たった今も水を運びつづけています。今では周囲の景観の中にすっかりとけ込み、かの石川五右衛門の「絶景かな」のセリフで知られる三門と並んで南禅寺の人気スポットになっているのです。

水路閣は琵琶湖の水を京都に運ぶ「琵琶湖疎水」の一部なのですが、「琵琶湖疎水」は東京遷都で57万人をこえていた人口が23万人にまで減少しすっかり沈みこんだ京都再生のために産業復興の目玉として明治のはじめ、計画されたもので江戸時代からたびたび計画されていた琵琶湖と京都を結ぶ水運の道をひらくためのものでした。

京都の年間予算の10倍をこえるこの大事業は、日本で初めての日本人の手だけで進められました。
その難工事の指揮をとったのは若干23才、工部大学校の卒論に「琵琶湖疎水工事の計画」を書いた田辺朔郎技師だったのです。

今ではとうてい考えられないこの大英断は、急テンポで近代化をめざしつつ走っていた明治という時代ならではのこと。計画当初は反対も多かった難工事はレンガ工場をつくることで始まり五年の歳月をかけて無事完成。花火をあげ、大文字まで点火されるほど大歓迎されました。
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しかし、この琵琶湖疎水の水を京都市内に運ぶために東山ぞいに計画された水路が、さまざまな要因で南禅寺の境内に水路橋を通さざるを得なくなり、福沢諭吉をして「南禅寺にこんなものはいらない」の意見をはじめ、さまざまな意見がとび交いました。

しかし、今 京都きっての紅葉スポット南禅寺は人、人、人。その中で水路閣はインスタ映えすると、スマホ片手の人の列があちこちに出来るほどの人気ぶりなのです。

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