お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2018.09.21

ブログ

ちょっと気になるボタン

botan
ちょうど500円玉ぐらいのくるみボタン。
その中に1センチほどの赤いドレスの女の子の日常生活が一個一個にイキイキと手刺しゅうで表現されています。

おむすびコロンの女の子、ブランコでゆれている女の子、今日は洗濯日などなど
ボタンなのにそのかわいらしさからブローチになったりブックハンドに使われたりと人気者なのです。

ボタンというのは洋服などをとめるのが本来の役割なのですが、ボタンが気に入ったから洋服を買ったなどボタンにはなぜか人の心をとらえるふしぎなチカラがあるのです。
事実、世界でも良く知られているスーツなどは処分する時にはずしておいたボタンは確実に売れるといわれるほど良質のボタンが使用されています。
ヨーロッパには古くから洋服を処分する時には必ずボタンはとっておくという習慣があるそうですが、それは気に入ったボタンというのは2度と出逢えるわけではないので、大切にしたいということから始まっているようです。
事実、ヨーロッパやアメリカには「Button Society」と呼ばれるボタンコレクターの集まりがあり毎年多くの人を集めて大会が開かれ大切なコレクションをお互いに披露したり、交換会などが行われるほど盛況だとか

ボタンというのはどこのお家のソーイングボックスにも必ず何十個、時にはもっとたくさんの洋服からはずしたボタンや未使用のボタンが大切に保管されているもの
又、蚤の市などでは必ずしゃがみ込んで熱心にボタンをさがす女性の姿をよく見かけます。
指でつまめたり、掌にドレス一着分のボタンがすっぽり入るくらいの大きさでありながらなぜか人の心をとらえてはなさいボタンの魅力とは、まさにたかがボタンされどボタンなのです。

あのくるみボタンの女の子は今日はどんなシーンに登場しているのかもちょっと気になります。

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