お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2017.10.13

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麩まんじゅう

humanjyu
しっとりと水を含んだ熊笹につつまれた麩まんじゅうは 生麩ならではのもちもちとした食感とつるんとしたのどごしがユニーク。
口に入れると生麩にねり込まれた青のりの香り、麩まんじゅうをつつむ笹の香り、そして生麩につつまれたやさしいこしあんの甘味のいずれもがきわめてひかえめながら、それでいてそれぞれの存在感を示している、いかにも京都のお菓子といったところが人気のゆえんなのです。

この麩まんじゅう、今では和菓子屋さんでもつくられていますが、本来は食材としての生麩を料理屋さんの注文にあわせてつくる生麩の専門店で生まれたもの、日もちのしないこともあって、だから御所近くのお店では、今も原則として注文が必要なのです。

麩まんじゅうの主役である生麩は水をねり込むといわれるほど、水が大切。
このお店も近くには京の銘水として知られてきた「滋ノ井」があり、今も店内にある数本の井戸からくみ上げた水で生麩はつくられています。

室町時代禅宗とともに日本に伝えられた生麩の原料は小麦。その小麦のたんぱく質であるグルテンだけをとり出したもの。
そのつくりかたもかなりユニークです。

早朝から小麦粉をこねては水で洗うことをくり返しくり返ししていくと小麦のでんぷん質は水にとけて流れます。それに餅粉を加えさらに工程をくり返して、最後に残ったグルテンを蒸して水にさらすと生麩ができあがります。
こうしてできた生麩そのものに味はありません、しいていうなら水の味なのです。
その生麩から生まれた麩まんじゅうの味は、水が育てたといわれる京の食文化のシンボルともいえるのです。

一日で最高気温が10℃以上も変わる昨今の天気、体調管理にも養生のためのお灸がおすすめ。
養生のお灸のツボはかの「奥の細道」にも記されている足三里のツボです。

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