お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2017.03.10

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天晴色

yakimono_1天晴色という色は日本の伝統色の中にあり、明るい空の色をあらわすと説明されています。
この天晴色で知られるやきもの展が今、大阪で開かれています。
人類史上最高のやきものとのキャッチフレーズがついた北宗汝窯青磁 水仙盆展は、世界に現存する6個の水仙盆のうちの5個が集められた画期的な展覧会、水仙盆とは水仙を水栽培で育てる器のこと。日本に現存する1個以外、海外初公開、何世紀ぶりに一堂に集合したのです。ということで是非その本物、天晴色が見たくて出かけました。

北宗という時代は11世紀末から12世紀の中国ルネッサンス時代とも言われる時代ですぐれた芸術作品が数多く生まれた時代でした。
そして青磁は今でも人気のやきものですが、その歴史は古く古代中国で生まれたもの、ヒスイをおもわせるその趣きのある色彩から皇帝のためだけに焼かれたものでした。

yakimono青磁の釉薬を使うとあの青色の焼きものができるかというと、そうではなく、窯の中の酸素をうんと少なくして、軸薬の中に含まれる酸素を燃焼に使うことで、あの独得の青磁の青が生まれるとか。 その青磁の中でも最高と呼ばれる北宗時代皇帝の専用窯をあらわす汝窯で焼かれた、北宗汝窯青磁水仙盆の超エリートが集合したのです。

展覧会のスタートの頃は話題にもなり待ち時間も長くとうていやきものを見る状況ではなさそうと、じっと待って待ってやっと出かけました。しかも念入りに朝一番に行きましたが、同じ想いのファンも多く、短い列が。でも静かに見ることができました。

念願の天晴色は淡い淡い青色でした。中国では雨あがりのあとに雲間にのぞく青空の色といわれる天晴色、日本の伝統色の色あいとは違って、やきものが発する色は淡い淡い上品な色で青の中にピンク色が見えると言われてきたように直径20数センチの水仙盆の宇宙はいつまで見ても見あきないふしぎな魅力にあふれた色の世界、それが天晴色でした。

まだまだ三寒四温ということで不安定な天候ながら、次の雨あがりには空をもっと注意して見たいと今は雨待ちです。 今年の花粉のニュースはなぜかまだ例年に比べると静かですが、油断は禁物です。手の合谷にお灸がおすすめです。

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