ツボ二十四節気


暦の上では秋の最後、朝夕の空気も冷え込み空気が澄んできます。
北国では霜が降りはじめます。
霜は0℃以下になることが条件ですが、気温が0℃でなくても霜は降りるのです。
というのも気象庁の発表の気温は地上1.5mの位置の気温であるため、例えば気温3℃であっても
地面の温度は0℃以下ということも多いからです。
霜とよく似た現象に霜柱がありますが、霜は大気中の水分が冷えて地上で凍りついたもの。
一方霜柱は地中の水分が地上にしみ出して来て凍ったものなのです。
寒くなるに従って食べ物がおいしくなってきます。霜が降ると白菜は甘みを増し水菜はやわらかくなり、冬野菜のおいしいシーズン開幕。
そして何より秋の主役、新米が登場してきます。
肥満とは「カラダが必要以上に太る(ふとる)」こと。
私たちは食べものを消化してエネルギー源を摂取し生命活動を維持していますが、エネルギーが消費しきれず余分となって体内にたまる状態を太ると言います。男性では総体重の20%以上、女性では30%以上を脂肪が占めている状態を肥満と言います。
東洋医学では、体質を大きく「陽性体質」と「陰性体質」の2つにわけて肥満を考えます。
「陽性体質」・・エネルギーの消費効率が高い。ストレスはカラダを動かすことで解消するタイプ。ストレスが溜まると食べることに走りがち。暑がりで冷たいものを好んで飲食するため、胃のまわりに脂肪がたまりやすく、お腹まわりを中心に太る傾向。ストレスと飲食過剰、運動不足が重なりカラダに余分なエネルギーを溜め込みとどこおりとなって肥満になります。便秘になりやすい。
「陰性体質」・・エネルギーの消費効率が低い。ストレスは静かに過ごすことで解消するタイプ。胃腸の働きが弱く、消化不良による胃もたれをおこしやすい。さほど食べていないのに太ってしまうという方が少なくありません。消化機能の低下で血液をつくり送り出す力が弱く、カラダ全体の循環が悪くとどこおりとなって肥満になります。冷え症でむくみやすく、水太りしやすい。
「陽性体質」「陰性体質」いずれにしても、消化器による「栄養の吸収、運搬、消費」と「老廃物の運搬、再生、排出」が十分に働かなくなると、体内にとどこおりが生じて脂肪や水がたまり、太りやすくなります。
「三陰交」は肥満解消に欠かせない「栄養の吸収、運搬、消費」と「老廃物の運搬、再生、排出」をコントロールする内臓機能を高めることができる代表的なツボです。
[ 霜降のツボ ] 太りやすい時に

![[ 霜降のツボ ] 太りやすい時に](https://www.sennenq.co.jp/wps/wp-content/uploads/2018/04/illust_soko.png)
ツボ二十四節気 一覧

夏至のツボ
夏風邪に中脘(ちゅうかん)

芒種のツボ
下痢に足三里(あしさんり)

小満のツボ
歯ぐきのはれに温溜(おんる)

立夏のツボ
五月病に関元(かんげん)

穀雨のツボ
足のだるさに然谷(ねんこく)

清明のツボ
にきび・吹出物に曲池(きょくち)

春分のツボ
首コリに崑崙(こんろん)

啓蟄のツボ
目のつかれに太衝(たいしょう)

雨水のツボ
花粉症に厲兌(れいだ)

立春のツボ
便秘に天枢(てんすう)

大寒のツボ
こむらがえりに承山(しょうざん)

小寒のツボ
食あたりに裏内庭(うらないてい)

冬至のツボ
胃もたれ・胸やけに大陵(だいりょう)

大雪のツボ
腰の痛みに然谷(ねんこく)

小雪のツボ
冬風邪に魚際(ぎょさい)

立冬のツボ
冬の冷え・むくみに太渓(たいけい)

霜降のツボ
太りやすい時に三陰交(さんいんこう)

寒露のツボ
ひざの痛みに陰陵泉(いんりょうせん)

秋分のツボ
足のつかれ、足がつる時に承山(しょうざん)

白露のツボ
せきに尺沢(しゃくたく)

処暑のツボ
秋の肌あれに曲池(きょくち)

立秋のツボ
季節の変り目におこるめまいに中渚(ちゅうしょ)

大暑のツボ
食欲不振・食あたりに裏内庭(うらないてい)

小暑のツボ
夏のむくみ、冷えに大都(だいと)・太白(たいはく)