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self care 季節の養生
point of season 大暑の一点
explanatory video 鍼灸学博士 伊藤先生が語る大暑の養生
一年で最も暑さが厳しくなる「大暑」。真夏日や熱帯夜が続き、身体もこたえる季節です。
東洋医学でも暑さの影響で体調の変化を感じやすく、心身ともに疲れやすくなる頃と考えられています。
この時期に気を付けたいのが、胃腸の働きへの影響です。
暑さによる疲れや冷たいものの摂りすぎで消化機能が弱り、食欲不振やだるさなど、お腹の不調につながることも。
さらに、湿気の多い日本の夏はすっきりしない感覚が続くことで、気分の安定にも影響を与えるといわれています。
心地よく夏を過ごすためには、胃腸をいたわる食事を意識してみては。
冷たいものに偏りすぎず、温かく消化の良い食事を取り入れることがポイントです。
味噌や納豆などの発酵食品もこの時期の心強い味方。
日々の食事に取り入れることで、疲れにくい身体づくりをサポートしてくれます。
厳しい暑さが続く季節だからこそ、毎日の食習慣を大切に。
身体の内側からコンディションを整えていきましょう。
- 養生とは
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養生とは、東洋医学における健康習慣です。
「生命を養う」ためには、季節の変化に対応することが大切。四季折々の変化があるならば、そこで暮らす人のカラダや心も変化するはず。その時期ごとにふさわしい生活習慣や食習慣を心がけることが何より大切だと考えられます。
それにはまず、身のまわりにある自然を観察すること。季節の変化に気づき、時候に合うものを取り入れ、心身ともに健やかに、暮らすことこそが養生そのものだと考えられています。
監修
監修
伊藤 和憲 先生鍼灸学博士
明治国際医療大学鍼灸学部
鍼灸学科 教授 続きを読む

専門は「痛み」。NHKの健康番組などに出演。 著書『今日からはじめる養生学』はじめ、 痛みに関する専門書多数執筆。
self care 季節を楽しむ
大暑たいしょ
一年で最も暑さが厳しくなる頃
- 二十四節気とは
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一年を二十四に分けて季節の移り変わりを表した暦が二十四節気です。
農作業などで季節を知ることが重要だった昔の人々は、太陽の動きに合わせて季節を区分し、四季折々の自然の情景を漢字二文字で表しました。
昼の時間が最も長くなる「夏至」、最も短くなる「冬至」、昼と夜の長さがほとんど同じになる「春分」と「秋分」は、それぞれの季節の大切な節目です。
また、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」は四つの季節の始まりを表し、「四立(しりゅう)」と呼ばれ重要な季節の節目とされています。
二十四節気をよりどころに季節の変化を感じ取り、日々の暮らしに取り入れましょう。
季節の手仕事

- エディブルフラワー
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真夏日が続きます。
いよいよ夏本番。連日のきびしい暑さには、さわやかさが何よりのご馳走。
食卓を涼しげにしてくれるのが、見るからにカラフルで涼しげなエディブルフラワーです。
エディブルフラワーはエディブル(食べることができる)花。
文字通り食用を目的として鑑賞用とは違って、最初から無農薬で栽培された花です。
ビオラ、ポリジ、ミニバラ、パンジー、バーベナなど。
近頃では、デパートなどの野菜売り場で手に入れることができます。続きを読む花の美しさを閉じ込めるには、砂糖漬けがおすすめです。
卵白を花弁に塗り、細かいグラニュー糖をふりかけ、乾燥するだけで色と香りがキープできます。
そのままお茶菓子として紅茶に浮かべてと、いつでも楽しめます。
*エディブルフラワーはあくまで食用を目的に栽培された花。
庭の花が美しく、食べられそうと思っても、有毒な花もあります。
素人判断はせず、くれぐれもご注意ください。
seasonal signs 季節のサイン
seasonal tradition 季節のならわし

- 季節のならわし
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夏の盛りを彩る、日本の伝統と暮らし。
大暑ならではの風習や行事をご紹介します。
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■天神祭(てんじんまつり)
日本三大祭のひとつで、約1,000年以上の歴史を持つ大阪天満宮の祭礼です。毎年7月24日の「宵宮(よいみや)」と25日の「本宮(ほんみや)」の2日間を中心に開催され、多くの人でにぎわいます。
本宮では、神様を乗せた御鳳輦(ごほうれん)や神輿が町をめぐる「陸渡御(りくとぎょ)」と、約100隻の船が大川を行き交う「船渡御(ふなとぎょ)」が行われます。また夜には奉納花火が打ち上げられ、船のかがり火と花火が織りなす幻想的な景色は、大阪の夏を代表する風物詩として親しまれています。
■土用の丑の日(どようのうしのひ)
土用の丑の日は、立秋前の約18日間にあたる「夏の土用」の期間中に巡ってくる「丑の日」のこと。
この日にうなぎを食べる習慣は、江戸時代に平賀源内が、夏場に売れ行きの落ちるうなぎ店のために考えた宣伝がきっかけになったという説がよく知られています。丑の日に「う」のつく食べ物を食べると夏負けしないという古い言い伝えもあります。
■八朔(はっさく)
八朔は、旧暦8月1日に行われていた年中行事です。古くから五穀豊穣や豊かな実りを願う日とされてきました。
江戸時代には、徳川家康が江戸城へ入城した日が8月1日であったことから、八朔は幕府にとっても重要な行事となりました。将軍家へ祝意を伝える「八朔の祝い(八朔の礼)」が行われるなど、武家社会の年中行事として広く定着していきました。
■青森ねぶた祭
毎年8月2日から7日まで開催される、東北を代表する夏祭り。武者や歴史上の人物、神話などを題材にした巨大な「ねぶた」が街を練り歩き、夜には灯りに照らされた勇壮な姿が街を彩ります。
「ラッセラー、ラッセラー!」の掛け声とともに踊る「跳人(はねと)」は、決められた衣装を着れば観光客も参加できます。最終日には、受賞したねぶたが海上を運行する「青森花火大会・ねぶた海上運行」が行われ、花火とともに祭りは華やかなフィナーレを迎えます。
■仙台七夕
毎年8月6日から8日まで開催される、東北を代表する夏祭り。伊達政宗の時代から続く伝統行事とされ、400年以上の歴史があります。
商店街には、色鮮やかな笹飾りが並び、職人や地域の人々が一つひとつ心を込めて手作りしています。七夕飾りにはそれぞれ願いが込められており、吹き流しは「裁縫の上達」、折り鶴は「長寿」、巾着は「金運」、紙衣(かみごろも)は「無病息災・厄除け」などを願う意味があります。華やかな笹飾りが街を彩る、仙台の夏の風物詩として多くの人々に親しまれています。

- 旬の味わい
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大暑の頃に旬を迎える食材や季節の味覚
盛夏ならではの旬の食材には、みずみずしさや豊かな風味がぎゅっと詰まっています。
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■ゴーヤ
沖縄では「ゴーヤー」、本州では「にがうり」とも呼ばれる、夏を代表する野菜です。独特の苦味が特徴で、夏の日差しをたっぷり浴びて育ちます。
つるを伸ばして育つことから、夏の日差しを和らげる「緑のカーテン」として栽培されることも多く、環境にやさしい植物として親しまれています。
沖縄の郷土料理「ゴーヤーチャンプルー」は、豆腐や卵、豚肉などと一緒に炒める定番料理で、夏の食卓に欠かせない一品です。
■冬瓜(とうがん)
冬瓜は夏に旬を迎える野菜ですが、保存性が高く、冬までおいしく食べられることから「冬」の字が使われています。
約95%が水分で、みずみずしく淡泊な味わいが特徴です。だしや具材のうま味をよく吸うため、煮物やスープ、あんかけなど幅広い料理で親しまれています。暑い季節でもさっぱりと味わえる、夏の代表的な野菜です。
■鰻(うなぎ)
夏の土用の丑の日に食べる習わしで知られる夏の味覚です。疲労回復や免疫力を高めるビタミンが豊富なうなぎ。夏の栄養補給としても理にかなった先人の智恵でもあります。香ばしく焼き上げたうなぎは、古くから暑い季節のごちそうとして親しまれてきました。
『万葉集』には、大伴家持が夏やせを気遣い、鰻を食べることをすすめる歌も残されています。古くから夏の食卓を彩る味覚として親しまれてきました。
■すいか
夏を代表する果物のひとつ。
みずみずしい甘さが特徴で、約90%が水分からできています。また、エネルギー源となる糖分も含まれており、暑い季節にぴったりの旬の味覚です。
赤い果肉のほか、黄色い果肉や種の少ない品種、小玉すいかなどさまざまな種類があり、それぞれ異なる食感や甘みを楽しめます。日本の夏の風物詩の代表格ともいえる果物です。

- 季節の花
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大暑の頃を彩る美しい花々
真夏の強い日差しの中でも鮮やかに咲く花々が、夏の景色を美しく彩ります。
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■ひまわり
夏を代表する花のひとつです。名前は、若い花が太陽の方向を追うように向きを変える「向日性(こうじつせい)」に由来するといわれています。
原産地は中央アメリカで、日本には江戸時代に伝わりました。鮮やかな黄色の大輪の花は、夏空によく映え、全国各地のひまわり畑では毎年多くの人々を楽しませています。また、オランダの画家ゴッホが描いた「ひまわり」の名画でも世界的に知られ、種は食用や油の原料としても利用されています。
■サルスベリ(百日紅)
7月から9月頃まで約100日間にわたって花を咲かせることから、「百日紅(ひゃくじつこう)」と名付けられました。白やピンク、赤、紫など花色も豊富で、真夏の暑さの中でも次々と花を咲かせる、夏を代表する花木です。
■ダリア
原産地はメキシコで、18世紀末にヨーロッパへ渡り、その後日本へ伝わりました。花の大きさや形、色のバリエーションが豊富で、世界には数万種類以上の品種があるといわれています。
一輪でも存在感があり、夏から秋にかけて花壇や切り花として親しまれています。
72 Seasons 七十二候
- 七十二候気とは
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七十二候とは、二十四節気の一つの節気をさらに三つに分けた暦で、一年を七十二の候に分けて表したものです。
およそ5日ごとに区切られ、自然の変化が伝わってくるような美しいコトバで表現されているのが特徴です。
例えば、花が咲く様子も、桃は「桃始笑(ももはじめてさく)」、桜は「桜始開(さくらはじめてひらく)」、牡丹は「牡丹華(ぼたんはなさく)」と表されます。
桃は笑い、桜は開き、牡丹は華やぐ。そんなコトバから、花々の姿や季節の彩りを思い浮かべることができます。
また、生き物たちの姿や、目には見えなくても少しずつ進む季節の気配を伝えるコトバも多く、七十二候を通して季節の移ろいを感じ取っていました。
桐の花が実になる頃
まとわりつくような蒸し暑い日がはじまる頃
夕方に激しい雨が降りはじめる頃










