

亘佑さんはサラリーマンから華麗なる転身を遂げ、現在整骨院で柔道整復師として活躍中だ。「大学を卒業後、会社員になったものの、どこか仕事に対して物足りなさを感じて。そんな時、高校時代にお世話になった整骨院の先生のことを思い出したんです」。部活でケガをするたびに面倒を見てくれた整骨院の先生の技術力と知識を武器に働く姿に憧れ、手に職を付けることを決心、この業界へと進んだそう。「今年で柔道整復師になって1年になるんですが、職場には鍼灸師の資格を持ってる方も多いんです。実際に鍼灸治療を間近で経験したことで、その有用性を実感することが多々あって。特に体のダルさやむくみ、病気になる前の未病などの内科疾患には鍼灸はかなりいいので、今では私自身も仕事の幅を広げようと、鍼灸学校に通っているんです」

鍼灸を学び始めて、ちょうど1年。「先日も授業で胃腸の働きをよくするツボにお灸をする授業があったんですが、普段胃腸が弱い私もかなり快調になったんです。気の流れやツボなど学べば学ぶほど、東洋医学は本当に奥が深い、とつくづく感じますよ」。実際に整骨院でも鍼灸治療をされている患者の方の話も参考にしているそう。「お灸は患部だけでなく、温熱効果で体全体をリラックスさせられるのがいいですね。“じわ〜っと温かくて気持ちよかったわー”とおっしゃる患者さんも多いんですよ。お灸は熱さが苦手だとおっしゃる方もいるんですが、実際にやってみたら心地よかった、とおっしゃる方が圧倒的に多いのも特徴的ですね」。

もちろん亘佑さん自身も週に1〜2回はお灸タイムを楽しんでいる。「柔道整復師の仕事は体全体を使うんで、疲労もすごくて。疲れがたまってきたなと思ったら、すかさずお灸タイム。血行を良くするだけで、かなり違うんで。なかでも、せんねん灸の琵琶湖は棒温灸なんで、背中や肩など手の届きにくい箇所も手軽にできるから、よく使ってますね」。卒業まで2年間かけて、みっちり鍼灸のことを学びたいと亘佑さんはかなり意欲的だ。職場の整骨院に通う患者さんも、最近はお年寄りの方がどんどん増えてきているそう。「そういった方たちは毎日どこか痛いわけじゃなく、例えばよく眠れるようにだとか、冷え性を改善してあげたりだとか、心身ともにリラックスさせてあげることも大切だと思うんです。そういったことで鍼灸はかなりいいので、しっかり知識と技術を身につけて、今後の仕事に繋げていきたいですね」













































